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タイトル Re: 生ゴミの不法投棄
投稿日: 2007/12/02(Sun) 00:14
投稿者赤星たみこ

こんばんは、赤星です。

> 私は肥料になるように畑に生ゴミを入れているのですが、
> その行為は
> 「人の土地に生ゴミを捨ててる=ゴミの不法投棄じゃないか?」と言われました。

eriさんと同じですが、その方は土のこと、微生物のこと、たい肥のことをまったくわかっていない方なので、相手にしないでいいと思います。

でも、何らかの反論をして溜飲を下げたい、という思いもありますよね(^^)

> 「TVでやってるゴミ屋敷の人の言い分は『これは宝の山だ』と言う。畑の生ゴミも『肥料だ』と言っても他人から見れば生ゴミ。人の土地を借りて生ゴミの不法投棄をしている事になると思う。」
> と言われちょっとショックを受けました。

よくテレビをにぎわすゴミ屋敷の住人の方たちは、「これは資源だ、有価物だ」ということを言いますが、そこに無秩序においてあるモノを資源にするためには分別(ぶんべつ)が必要です。しかし、たいていのゴミ屋敷ではまったく分別(ふんべつ)のない置き方をしているところが問題なのです。

ゴミ屋敷のゴミは家電やタイヤや家具など、微生物が分解してくれないものがほとんどです。その中に生ゴミも混じっている場合もありますが、何年、何十年たっても分解されないものが無秩序にごちゃ混ぜにおいてあるのは確かにゴミです。

「分ければ資源、混ぜればゴミ」というスローガンが端的に本質を言い表していますが、どんなモノもごちゃ混ぜになっているとゴミです。

でも、アルミはアルミだけ、ビンはビンだけ、モーターはモーターだけ、タイヤはタイヤだけ、生ゴミは生ゴミだけ、と、分別(ぶんべつ)してあれば、それは立派な資源になります。
(だけど、ゴミ屋敷においてあるものって、一切分別してないですよね。そんな手間をかけて分類するような几帳面なゴミ屋敷の住人って、見たことがないです。)

先日ニュースになった、おからを大量に「不法投棄」したゴミ処理業者が逮捕されると言う事件がありました。
この業者はそのおからを「たい肥にするつもりだった」と言っていますが、そのおからはたい肥にならず、悪臭を放ち、周りに迷惑をかけています。

このこととたんたんさんの生ゴミを畑に埋める行為(悪臭も出さず、野菜もちゃんと収穫している)を一緒にしてしまうセンスがすごいと思います。

その業者とたんたんさんの行為はどこが違うかというと、「土の中の微生物が処理しきれる量だったか、否か」というところと、「野菜の収穫の役にたったか、否か」です。

そのゴミ処理業者は、何トン、何十トンというおからを地面に積み上げていました。明らかにその面積に対して多すぎる量のおからを土の上に「積み上げて」いました。もしかしたら薄く土をかけたかも知れませんが、臭いが出た、ということですから、明らかに土の中の微生物の処理能力を超えた量のおからがその土地にあった、ということです。

そして、たんたんさんのほうは、おそらく数坪の土地に数百グラムの生ゴミだと思います。
(勝手に個人情報を出すわけには行かないのですが、私はたんたんさんの家の家族構成を知っているので、その人数の家族が出す生ごみの量を大体把握していますから)

たんたんさんは数百グラム。業者は数十トン。
土が分解してくれる量の生ゴミを土に「埋める」ことと、土の分解能力以上の大量の生ゴミを土の上に「置く」ことは決定的に違います。

前者は土の中の微生物が分解するだけの量なので、すぐに「たい肥」になり、それを栽培している野菜が素早く吸収します。
後者は土の分解能力以上の量の「生ゴミ」なので、なかなかたい肥になりません。新たに生ゴミを加えず、そのままの状態で数年たてば「たい肥」になると思いますが、そこまで待たずに新たにおからを積み重ねるから、たい肥にならず、悪臭を放ったりするのです。

そもそも、食べ物は全て、ミネラルを含んでいます。土の中のミネラルを吸収して育った野菜は、野菜くず(生ゴミ)になってももちろんミネラルなどの栄養素を含んでいます。

それを土の中に埋め、また、野菜を育てるために土を耕す行為ももちろんやるでしょうから、生ゴミと微生物と空気と日光が上手く交じり合い、たい肥も素早くできます。(と言っても1〜2週間。それくらいでたい肥の素が出来ます)
そして、たんたんさんのように家庭菜園に生ゴミを埋めると、生ゴミに含まれているミネラルなどの栄養素を野菜がその場で吸収して
育つわけですから、生ゴミを埋める→たい肥になる→野菜がそれを消費する という、生産から消費活動までが一気にその場で出来ているわけです。

業者がおからを土の上に放置したのは、微生物が上手く働くように土をかけたり、耕して空気を入れたりしていないし、しかも近くで野菜を栽培しているわけではないので、もしその場でたい肥になったとしても、それを消費してくれる野菜はそこには存在しません。

一番大きな違いは、ここではないでしょうか。

たい肥を作るために家庭菜園に生ゴミを埋めるのは、出来たたい肥がその場で消費されるので、実害はまったくどこにもない、ということです。

業者がおからをそこに置くのは、生ゴミになるとしてもものすごく時間がかかるし、もしたい肥になったとしてもそれを消費してくれる野菜はそこには存在していないので、悪臭やその他の実害が出てきます。

こんなにも違う行為を、同じだと断定する方の気持ちは私にはよくわかりません。

> 本当に不法投棄ならやめなくてはいけませんよね。

本当に不法投棄ならやめなくてはなりませんが、不法投棄になるほどの量の生ゴミが一軒の家から出るとは思えません。
不法投棄と名が付くだけの量は、せめて1週間に1トンはほしいですね。そして悪臭も出してほしいです。
(でも、出てないんでしょ? 一般家庭一軒で不法投棄するのはものすごく難しいと思いますよ。


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